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体外離脱(続・視覚について)1.『脳の中の身体地図』サンドラ&マシュー・ブレイクスリー

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体外離脱(続・視覚について)1.『脳の中の身体地図』サンドラ&マシュー・ブレイクスリー

投稿 by kusamura on Mon May 18, 2015 11:36 am

(視覚に関する部分が予定外に長くなったため、それに続く体外離脱のトピックをここに移転していきます。)オリジナル第一投稿日_2014-09-09   連動(ミラー)リンク(@wiki)
ここから脳について書かれた本で体外離脱に触れられた箇所をいくつか引用していきます。 

サンドラ&マシュー・ブレイクスリー『脳の中の身体地図』訳:小松淳子(2007)p188~

1.
2.
3.
4.

※ 文中に出てくるオラフ・ブランケ原論文は以下。①'ドッペルゲンガーの正体'の下敷きとなっている論文。②’体外離脱を起こす実験’の下敷きと覚しき論文。
①[TPJ(側頭頭頂接合部)への電気刺激で[shadow](”影”)が出現するリポート。" Induction of an illusory shadow person "2006年、ネイチャー;
https://hpenlaboratory.uchicago.edu/sites/caciopponeurolab.uchicago.edu/files/uploads/Ortigue_Nature%202006.pdf 2014年8月25日閲覧
図1.2


② ハイディという名前は確認していないが、電極刺激による手足の変成を報告したオラフ最初のネイチャー論文。2002年。  
Olaf Blanke, Stéphanie Ortigue,Theodor Landis, Margitta Seeck ”Stimulating illusory own-body perceptions”;
https://hpenlaboratory.uchicago.edu/sites/caciopponeurolab.uchicago.edu/files/uploads/Ortigue_Nature%202002.pdf  2014年8月25日閲覧


角回とTJPの関係クリックで拡大
※ 文ラスト「何も映し出さない斑点を...イメージが埋める」についてはオリバーサックスの動画が面白い。 「幻覚が解き明かす人間のマインド」 (2/2は関連動画欄の一番上)

脳:体性感覚野・一次運動野・補足運動野・運動前野の位置。


最終編集者 kusamura [ Thu Aug 20, 2015 6:25 am ], 編集回数 5 回

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1_2.『脳の中の身体地図』 あとがき

投稿 by kusamura on Mon May 18, 2015 11:41 am

サンドラ・ブレイクスルー、マシュー・ブレイクスルー著
『脳の中の身体』 訳:小松淳子 インターシフト(2009年) あとがき (オリジナル第一投稿日_2015-02-05)
*文中に出てくる”EBA” 同書p340[用語集] EBA (Extrastriate Body Area ) - 人体と身体部位のイメージに反応する脳領域。
"TPJ"(側頭頭頂接合部(Temporo-parietal junction)は縁上回+角回(下”頭頂”小葉)下部(側頭葉と接している)と、
上側頭回後部(縁上回/角回と接する側頭葉の一部)にまたがる脳領域(解剖学的分類ではなく機能的分類)。
参考図http://networkbrain.web.fc2.com/body/brain.html Figure 1.左図改変


                 以下 サンドラ・ブレイクスルー、マシュー・ブレイクスルー著 『脳の中の身体』 訳:小松淳子 インターシフト(2009年) あとがき (体外離脱に触れている部分を含む全文)



※ブランケの報告でもイアコボーニの実験でも意識変成が生じるのは”右脳”TPJへの刺激だった。
 左脳には感覚性言語野(ウェルニッケ野_音声言語の認識)があり、TPJと領域が重なっている事が関係あるのではないか。
 (参加者の言語野が全て左半球優位と仮定した場合。)
巻頭投稿のオラフ・ブランケの報告では、言語野(ウェルニッケ野:TPJと重なる)を刺激した時、『私』の位置認識はそのままだが、
(おそらく)言語野のない右半球の角回(TPJと重なる領域をもつ_前投稿の図参照)への刺激を受けると『私』は離脱した側に意識が移行している。この違いは重要。

*(2015.2.15追記)グッデイル&ミルナー『もうひとつの視覚』(新曜社、2004)」に上記の左右非対称に関する直感と同様の可能性が示されていました。
(p95)
「相貌失認や地誌的失認は、左半球よりも右半球の腹側経路の損傷によって生じることが多い。,,
顔や場所の写真が提示されると、典型的には右半球の顔領域と場所領域が、左半球のそれらに対応した領域よりも強く活性化される。
腹側経路での処理の大部分がなぜ右半球に集中しているのかは、よくわかっていない。
ひとつの可能性として、左半球ではそれと対応した領域の多くが、別の仕事(とりわけ発話や言語理解に関係した仕事)をしているという説明が考えられる。
同一の脳領域で言語と視知覚を同時にこなすのは、不可能なのかもしれない。」
※1 
この仮説(言語野の有無で刺激による活性化の違いが起きる)を検証するには、
左利きに2割存在するという右脳言語野の持ち主をfMRI検査し、左脳の活性化が勝っている事を確認すればよく、
引用は10年前(2004)の本なので結論はもうでてる(簡単な確認ですから)と思うのですが探せていません。

※2 オラフ・ブランケ(2002)の右角回への電気刺激による体外離脱誘発のケースでは、
その女性患者が右利き(=言語野は左半球)であることが論文冒頭に明記されています。(2015.4.19追記)

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(追加) out of body  2014年度論文

投稿 by kusamura on Thu Aug 20, 2015 6:17 am

Voluntary out-of-body experience: an fMRI study  

Andra M. Smith and imageClaude Messier
School of Psychology, University of Ottawa, Ottawa, ON, Canada 

http://journal.frontiersin.org/article/10.3389/fnhum.2014.00070/full


kusamura
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Re: 体外離脱(続・視覚について)1.『脳の中の身体地図』サンドラ&マシュー・ブレイクスリー

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